腐らないメロンってどういうこと?

Dr.MelonRの主成分である「メロングリソディン®」は、南フランスのアヴィニヨン地方で品種改良されたヴォークルシアン種というメロンから抽出されます。
もともとこのメロンは熟している期間が短く、すぐに傷んでしまう(腐ってしまう)ことから、日持ちされるために腐りにくい、つまり酸化しにくいメロンとして品種改良されました。
通常のメロンと比べると、3~4倍腐りにくく、抗酸化酵素の一種、SODが約7倍も多く含まれていることが分かりました。このSODの力のおかげで腐りにくい特殊なメロンになりました。

SOD酵素ってなに?

様々なサプリメントやその内容成分も抗酸化作用があるものはたくさんあります。例えばビタミンCやビタミンE、ポリフェノールやアスタキサンチン、コエンザイムQ10などその種類は多岐にわたります。このような抗酸化物質は、身体に悪影響を及ぼすと言われる活性酸素と結合することで活性酸素を除去します。しかし、一度活性酸素と結合すると、その役割を終えてしまうので、こまめに継続して摂取しなければなりません。

そんな中でSOD酵素は、活性酸素を除去するためにもともと人間の体内に備わった防御システムで、細胞が酸化するのを防いでくれます。
この作用と抗酸化物質の働きが似ていることから、多くの抗酸化物質は「SOD様作用(似たような作用)」があるとされているのです。
また、多々ある抗酸化物質の中でも、SODの活性酸素除去能力は極めて高いことが知られています。

ビタミンCを基準とした能力比較

「SOD様作用」の物質と「SOD酵素」そのものの徹底的な違いは、活性酸素除去作用に持続性があるかないか、です。「SOD様作用」の物質は、一度活性酸素と結合すると、その働きがなくなってしましますが、「SOD酵素」は何度も活性酸素を除去することが可能です。
メロングリソディン®には、このSOD酵素がとても豊富に含まれており、SOD酵素そのものを体内に取り入れ、その活性を誘導する働きが確認されています。

そもそも活性酸素とは?

活性酸素は、酸素を吸えば約2%ほどは必ずできるものでもあり、その名の通りとても「活発な酸素」のことを言います。酸素が活発だと「酸化させる力」もおのずと強くなり、通常ではこの力を活用して体内に入り込んだ細菌などを駆除しています。(免疫機能) つまり、本来は身体に必要な機能なのです。
しかし、何らかの原因(たばこ・紫外線・ストレスなど)によってこの活性酸素が増えすぎると、体内の細胞などを攻撃し始め、酸化させていきます。これが原因で、動脈硬化、糖尿病、ガン、などの病気や、しみ・しわなどの老化現象が引き起こされることが分かっています。実際の研究結果では病気の原因のおよそ90%が活性酸素にあるとも言われています。

  • スーパーオキシド

    スーパーオキシドは一番最初に変化する活性酸素です。主に体内細胞のミトコンドリアでエネルギーが作られる際に作られます。ウイルスや異物などが体内に侵入した際にも一番初めに放出され異物を撃退する働きがあります。一番最初に作られる活性酸素なので、変化する前のスーパーオキシドの段階で対策する必要があります。このスーパーオキシドを消去するのに必要なのが「SOD酵素」です。SOD酵素はスーパーオキシドを分解し、その分解の過程で過酸化水素が発生します。
  • 過酸化水素

    最初の活性酸素であるスーパーオキシドがSOD酵素によって分解される際に発生します。
    細菌などを除去してくれる善玉作用があります。作られすぎた過酸化水素は体内のカタラーゼなどの酵素により無害化され水に変化します。
  • ヒドロキシラジカル

    過酸化水素が、体内にある鉄(Fe)や銅(Cu)などと反応すると、最強のヒドロキシラジカルに変化します。この活性酸素はスーパーオキシドの数十倍もの毒性を持つと言われており、遺伝子や細胞膜を傷つけ、発癌の原因にもなる物質とされています。ヒドロキシラジカルに変化すると、体内の酵素では除去できなくなり、体外から摂取する抗酸化物質の力が必要になります。
  • 一重項酸素

    紫外線など、光による影響で皮膚や目などに発生する活性酸素です。タンパク質をや脂肪を変性させる力があり、皮膚などを酸化させる原因になります。ラジカルではありませんが、ヒドロキシラジカルと同じく、体内の酵素で除去することができず、強力な酸化能力があることで知られています。

活性酸素の変化の様子

メロングリソディン®が活性酸素に
効率的に働くしくみ

数多く知られている抗酸化物質は、4種類ある活性酸素の内、1つに対して効果的であるものがほとんどです。メロングリソディン®はスーパーオキシド、過酸化水素に効果を発揮する酵素である「SOD(189%)」「グルタチオンペルオキシダーゼ(151%)」「カタラーゼ(271%)」の活性を高めながら、その数を増やす効果が分かっています。
体内酵素を部分的に活性化させるだけでは、最強の活性酸素ヒドロキシラジカルには太刀打ちできません。しかしメロングリソディン®は、ヒドロキシラジカルを発生させる前に、スーパーオキシドや過酸化水素を除去することができる、今までに類をみない画期的な抗酸化物質なのです。

抗酸化酵素の誘導 (※28日間)

メロングリソディン®はしっかり届いて作用する

「SOD様作用」のある物質は、食品などで摂取すると胃酸で分解される可能性があります。その後、腸まで到達すると体内に吸収され、「SOD酵素」と同じく活性酸素と結合し、活性酸素の働き(体内の細胞の破壊など)を阻害することができます。ただ、この作用は活性酸素と結合した1回のみで、継続するものではありません。
メロングリソディン®は、メロンSODに小麦グリアジンという物質を結合させたものの総称です。
この小麦グリアジンは、消化されにくい物質のため、体内に吸収されるまでメロンSODを保護する働きがあります。また、消化されにくい物質であるゆえに、普通の消化器官内からではなく、腸管免疫器官に取り込まれます。

さらにSODは無害でありながら、手ごわい異物として認識され、生体における防御反応の一環としてSODのみならず、カタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼの活性が上昇します。このようにメロングリソディン®を摂取することで、体内の抗酸化酵素活性が上昇(誘導)されます。
これにより、継続的な活性酸素除去が行われ、優れた効果を導き出します。

メロングリソディン®の効果が研究されている項目

このようにメロングリソディン®は今までにない画期的な抗酸化物質としてヨーロッパを中心に、長年数多くの大学や病院、研究機関によって研究されている注目の成分です。その効果は多岐にわたり様々な効果について発表されています。
ノーベル生理学・医学賞受賞のモンタニエ教授をはじめ21大学、7研究機関で研究され、豊富なエビデンスが報告されています。

また、アメリカでは皮膚科・形成外科・美容外科など様々な医師が「治療前後に摂取すると効果がある」としてメロングリソディン®が配合されたサプリメントの摂取を推奨しています。
肌の弾力・水分量の向上や、施術後のあざ・腫れを抑えダウンタイムを短縮させる効果、痩身機器との併用による改善効果の向上などが報告されています。

メロングリソディン®の効果として
発表されている研究項目

  • メンタルヘルス

    ストレスによる記憶障害モデルにおいて、スコア向上・海馬の細胞増殖が健常レベルにまで回復。
  • 日焼け(紫外線)

    紫外線による慢性的な皮膚トラブルが解消。活力や睡眠などに関するQOLが向上。
  • 動脈硬化抑制

    2年間にわたる長期摂取試験で、食事指導だけでは改善しなかった頸動脈の内膜中膜厚が減少。
  • ガン移転抑制

    炎症によりガンが悪性化するモデルにおいて、転移などが顕著に抑制された。
  • 慢性肝炎抑制

    寄生虫により肝臓が線維化するモデルにおいて、線維形成密度が容量依存的に低下。
  • 糖尿病合併症抑制

    糖尿病自然発生モデルにおいて、血糖値を下げることなく腎機能低下を抑制。
  • ロコモ予防

    酸化ストレスに起因する廃用性筋萎縮を抑制。
  • 関節リウマチ抑制

    リウマチモデルにおいて、クリニカルスコアのピークを軽減。
  • スポーツ

    激しい運動による乳酸値上昇を抑制。激しい運動による炎症を抑制。
  • 酸化ストレス軽減

    高圧高濃度酸素による白血球のDNAダメージを軽減。